- 2004年10月14日 10:11
- Music
最近「SOUL OF A MAN」といった映画が出てきた。あの「BUENA VISTA SOCIAL CLUB」を監督したヴィム・ヴェンダースが監督。こういった映画は大歓迎。そこでちょっとBLUESのことについて書きたくなった。
僕がBLUESと出会ったのは、そもそもはブルースハープを吹きはじめたのがきっかけ。始めて手にとった楽器でもある。だから僕の音楽のルーツはBLUESだと思ってる。BLUESに共感し、音楽を聴くというよりは互いに生きていくような感じがした。いまだにBLUES以外にそういった気分を味わえた音楽はないと思う。やがてBLUESに共感した僕は、そういった黒人のおっさん達の影響を受けアコースティックギターを持つこととなる。
----BLUESとはどのような音楽なのか?
アフリカから奴隷として連行された黒人達によって19世紀後半から20世紀にかけてアメリカで成立した音楽。ヨーロッパのバラードの影響を受けた3行1コーラスの歌詞と、3コード、12小節を基本とした構造をもち、アフリカ的な要素を色濃く残したコールアンドレスポンスの形態とブルーノートを含んだメロディ、さらにシンコペートした独特のリズムを特徴としている。アメリカ南部のコットン畑でアフリカから連れられてきた黒人奴隷から生まれたBLUESは、やがてメンフィスやらその界隈で、ほこりにまみれた街角やら酒場で粋な黒人の兄ちゃんがおんぼろギターを酒瓶で作ったボトルネックでスライドし歌われ、やがてシカゴに渡ってやたらお洒落になった。
定義づけするとこのようなモノだ。たとえばあなたがBLUESに興味を持って、CDを買ってきてプレイヤーに入れたとする。まぁ大半の場合は古い音源で、たいてい黒人のおっさんがが叫んでて、はっきりいってロマンチックのかけらもないし、おそらくがっかりすると思う(もちろん女性のBLUESWOMANもいます/ココ・テイラーとかエタ・ジェイムスとか)。そりゃ、ジャパニーズPOPに慣れ親しんでいたらあまりのGAPにガツンとやられてしまうと思う。きっと耳をふさぎたくなる。
BLUESははっきりいうと、聴くというよりは感じる音楽なのだ。その12小節のカタマリは心のどこかに突き刺さるのを感じる。素っ気のないその音楽で踊る人たちの汗やら熱気が伝わる。どこか遠くへ連れて行かれる。抑圧されていた部分が開放される。そんな音楽だと思う。BLUESのフィーリングを一度感じると、心の底にBLUESがたまる。それは多分一生どこにも行かない。そこに滞留する。少なくとも僕はそうだ。
以前、とある小説家が某女性誌にBLUESをテーマにしたエッセイを書いていたのだけど、僕も同じでそういった音楽こそ僕はなぜか女の人に聴いてもらいたいなぁとか普段考えている。その歌詞の大半が「喪失感」について歌われている。そういったBLUESの過剰と欠落のGAPを感じて欲しいな。
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