- 2005年3月 2日 11:10
- Think
漫画はけっこう好きなのだが、ほとんど買うことはしないだが、唯一買っているマンガがあります。古谷実の「シガテラ」がそうなんだけど、昨日昼間に本屋で買ってフレッシュネスバーガーで読んでたんだがなんか衝撃を受けた。
簡単にストーリーを書くと、主人公はクラス変えを行い新しい友達ができる。その友達はすげぇいいやつなんだけど、主人公の彼女に惚れてしまう。主人公と彼の関係も親友のように進んでいき、いいやつなんだが、心の闇の部分がちょっとずつちょっとずつ大きくなっていき、妄想も増えていく。最後にはその彼女を自分の家に招待し、睡眠薬で眠らせてそのうちにヤってしまおうという計画を実行してしまう。という話。
このシガテラというマンガに一貫してるテーマがある。何かというと、その「心の闇の部分」がテーマなのだ。日常生活に潜んでる「心の闇」。本人が幸せだと考えていても、それと同時に一枚あわせに存在している闇の部分と言うのはなかなか意識しづらい。自分が幸せのピークにいるときは、不幸になるキッカケは想像しづらい。そこがこのマンガの焦点だ。
どんなにイイやつでも「妬み」や「嫉妬」も必ずあるし、そういった要素は信じられない現象を生み出したりする。マンガに限らず、世間ではそういった話がゴロゴロしている。
ずっと昔に僕が働いていたBARの仕事で、従業員の中にけっこう美男美女なカップルがいたんだが、それはもう仲良しだったため、なかなか見た目の良いカップルだった。それとは別な従業員で、まぁどこにでも変なヤツっているんだが、かなり自慢話が多い上に神経質でニキビだらけで油っこい感じのBという男がいた。そのBがある日となりにやってきて、「このまえさー、AさんとHしたさー」とか言う。Aさんはその美男美女カップルの女の子ね。はっきりいって信じられなかった。こいつだけは相手にしないと考えていたのだ。失礼だが、世間一般的に生理的に彼はたぶん女の子に受けいられないタイプの人間で、普段Aさんは大人しい人で、比較的無口で清楚な感じがし、とても浮気という概念があるようには見えなかったからだ。
そのカップルはもちろん仲良しで二人してラブラブだったんだが、後にそのAさんと二人っきりになったときに僕はやめておけばいいんだが、チラっと聞いてしまった。
「○○とHしたって本当の話なの?」。
この一言でこの女の子は決壊する。あんなに壊れたように取り乱した女の子というのを僕は人生で始めて見た。本当の話だった上に、しかも彼女からBを誘っていた事実がわかった。
なんとかその場を収めたのだが、その後もBは相変わらずだったし、Aさんはカップルの関係をいつまでも維持し、Bとも関係を続けていたようだった。
「Hをしたい」という概念は、比較的その心の闇とリンクしていると思う。
それとは別な仕事をしているときにこういう話があった。これはその従業員の中で多分僕しか知らなかったんだが誰にも言ってなかった。
店長は僕よりも後に入ってきた女の人で、後から入ってきてその店の中で一番偉くなった。まぁ一般的には雇われ店長というものだ。だが良い性格の人で、皆からも信頼されていた。今まで面接は本社が大阪だったため大阪の部長が従業員を面接していたんだが、遠くから面接のためだけに札幌に出張するのもつらかったため、ある日、札幌の店長が面接をすることになった。その面接に来たのはパッとしない不潔な印象の男の人で、僕的には「あぁこの人雇ったら売り上げ下がるだろうなぁ」とか思っていて、まず面接無理だろうなと思ってた。他従業員たちも皆同じことを考えていた。しかし、うちの店長はなんだか気持ち悪いくらいその人が「すばらしい人だ」といってベタボメしうちに入社することになった。もちろん仕事ぶりも想像したとおりにひどいものだったのだが、いつまでもその店長はその男の人を気持ち悪いくらいホメちぎりベタボメしていた。まったく売り上げを伸ばすことができないその男の人を「ぜひとも次回店長にオススメしたい」とかそんな感じだったかな。しかし実際店の売り上げはその男の人のおかげでどんどん悪化することになる。客商売なのに見た目にも不潔そうで、僕はその男の人が信用できなかった。
後に僕は衝撃的な事実を知ることになる。きっかけは正確には忘れてしまったんだが、その店長のことを知る人を間接的に知ったのがキッカケだった。もともとその店長とその男の人は恋人同士だったのだ。つまり、二人はすでに付き合っていた状態で、彼女は今の仕事に就き、仕事っぷりが悪いためどこにも就職できないでいた彼氏をまったく知らない人のフリをして面接を行い雇い、その後も他人のフリをして働き続け、仕事のできない彼氏を自分の職権を乱用しホメ上げて役職をつけてやろうという魂胆だったのだ。僕ら従業員を騙しながら職権を乱用する店長に僕はがっかりしてしまった。
とまぁこのように人には必ずじっとりとした闇の部分がある。逆に言うと、友人と言えども人間関係の上で闇の部分があるのが一番リアルだ。
- Newer: SUNDALAND!
- Older: So what ?