- 2005年4月27日 11:46
- Music

ギター弾きの恋見ました。もうすっごい楽しかったっす。
けっこう笑いのツボの難しいウディ・アレン監督なので好きな人は好きだと思われる映画だと思う。ショーン・ペン演じる主人公がもうかなりハマります。ストーリーは、ジプシー・スイングジャズキングことジャンゴ・ラインハルトを世界で一番と仰ぎ、自分は世界で2番目のギタリストだと言い続けた幻のミュージシャンの話。キザで自分勝手なくせに、ジャンゴをヨーロッパで見かけたときは失神してしまったというチャーミングな逸話ももっている。
ドキュメンタリータッチで進んでいくのでまるで実在の人物のように感じるが、ウディ・アレンが作り出した仮想の人物なのだ。なのに、本当に主人公の生でざらっとした人間を感じてしまう。途中、口のきけない少女ハッティが登場するんだけど、彼女がホテルでエメットのギターに聞きほれてしまう表情がゾクゾクきた。こういった表情が見たくて、男の子はギターを手にするものなのだと思わず感じてしまう。
映画を見終わると同時に、ひじょうにこの映画のサントラが欲しくなってしまった。映画の中で流れる黒人のおばちゃんが歌う「オール・オブ・ミー」とかエメット・レイかなでる物悲しいソロ・ギターがかなりイイ。しかしそこはやっぱり僕はひねくれているので、買わず。すでにジャンゴ・ラインハルトは「ジャンゴロジー」一枚持ってたんだけど過去になくしちゃったので、ジャンゴ・ラインハルトのベスト買っちゃった。
15:16追記
さて、劇中に出てくるギターについて書いてみる。そもそもジプシースイングというものは、もちろんジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリの所属した五重奏団もそうなんだけど、フランスでジプシーの人たちが発展させたんだったかな?正確には詳しいことはわからん。
そういったジプシー・スイングに使われる王道なギターといったらセルマーのマカフェリという機種なんだけど、ごぞんじセルマーといったどっちかというとサックスで有名。昔はギターも製作していたのだ。
構造は、表面はフラットトップなのに、ブリッジがアーチトップみたいにテールピースで固定するタイプとなっている。1930年代にはもちろんギターアンプもなかったしピックアップもなかったので、バンド演奏となると音量の小さいギターは少しでも音量を稼ぐ機能が重要となったと思う。そこでこの構造になっているのだと推測。ご存知ジャズギターといったらアーチトップだが、それだと音がデッドなので音量が稼げないのさ。テールピースに通すことによってジプシー・スイングに適した激しいピッキングに対応できるように弦にテンションを与えたと思う。うん、待てよ、それだとサウンドホールも大きい設計にするかな・・・。まぁいいや。
他にこの「ギター弾きの恋」の演奏最中に、エメットが引いているそばで、ただひたすら4ビートを刻みバッキングに回るギタリストがいるんだけど、あれ何のギターなのかな、よく見るとGibsonL-7とかのフルアコっぽくみえる。
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