- 2008年2月 6日 11:42
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本日は少し趣を変えまして、中学校のころに夢中になったホビーの話。
「ドラゴン・ファンタジー・シリーズ(原題:Grail quest)」という80年代の名作ゲームブックがある。
ゲームブックというのは、「宝箱を開けるなら26へ、開けずに通り過ぎるなら52へ」というように、番号で分割された各パラグラフに飛びながら物語を進行していくというモノ。
そもそもこの本との出会いは14歳ごろ、友達の家に遊びに行ったときに、彼の本棚に格好良くズラッと並ぶタイトルが気になったのがきっかけだったことを覚えている。数冊その友達に借りてプレイしてハマり、その想像力をぶっちぎる冒険の世界にドキドキしたものでした。
全8巻+αを少しずつ少しずつお小遣いを貯めながらそろえたのだが、その後誰かに貸して全てをなくされるという悲しい運命をたどる。
そのときのあまりの悔しさを覚えており、大人になった今ついつい懐かしくなって、大人のパワーを使い、ふたたび当時を思い出して全巻をそろえてしまった!まさに大人買いと呼ばれるやつだ!当時にくらべてプレミア度が増してしまって、1冊の値段がひじょうに高くなってるし・・・
舞台はアーサー王のエクスカリバー伝説や円卓の騎士の時代を、しゃべる剣エクスカリバー・ジュニア(E・J)を携えて、全8巻にて洞窟や海や塔などの様々な舞台を冒険するストーリー。ファンタジーとしてはありふれた世界観なのだが、そういったありがちな世界観をJ・H・ブレナンの独特なユーモアあふれる文章で味付けされて一味も二味も違います。この部分は、まさに「天才的なユーモア」で、あっという間に世界に引きずり込まれるといった表現がふさわしいと思う。不可思議で魅力的な人物や敵が現れ、読み物としても実に充実している。このアイルランドのこの作家が、ニヤニヤとしながら書いている姿が想像ができてしまうところにとても愛着が沸く。作品をこのような文体を書く作家というのは、他に例が無い。
ハリー・ポッターのような純粋なファンタジーをイメージした人は愕然とすると思うのですが、そこがまさにJ・H・ブレナンの作品にファンが多い部分だと思います。まさに僕もその一人。
しばらくはリラックスタイムの友となること間違いなし。当時を思い出しながら、のんびりビールでも飲みながらプレイ予定。
ちなみに興味を持った方は朗報、ドラゴン・ファンタジー・シリーズは絶版で入手困難ですが、実を言うと全8巻中2巻が原題の「グレイルクエスト」として復刊されており、amazonで購入することが可能です。読み始めたなら最初の2ページで一気に引きずり込まれますので注意願います。テレビゲームもよいですが、こっちのほうが電気節約できて、その上想像力が刺激されて面白いですよ。
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