
僕の好きな映画のひとつに、「アメリ」というフランス映画があるのだが、そこに素敵なシーンがある。
主人公アメリが自分のアパートで就寝前に歯を磨くシーン。化粧品のふたが落ちて転がった先の床で、レンガが軽く外れているのに気づく。
レンガをずらすとそこには小さな穴が開いており、ぐっと手を入れると古ぼけたブリキの缶を発見する。開けてみると、そこには野球選手のブロマイド、ブリキのレーシングカー、小さな自転車競技選手の人形、色とりどりのビー玉、欠けためのう石、マッチ箱の中に入った布の切れ端、その他ガラクタがぎっしりと詰め込まれていた。ずっとずっと昔に、アパートの住人の子供が隠した、自分の大切な宝物を入れたタイムカプセルを発見するのである。
まるで、ツタンカーメン王の墓を発見した考古学者のように主人公アメリは興奮する。
そして、アメリはその宝箱を元の持ち主に返そうと考え、あまりに素晴らしいストーリーに展開していくのである。
続きは以下
僕には娘がいる。
いろいろと学ぶことや思い出すことが多い。
おもちゃで一緒に遊んでいる最中によくデザイン系のアイディアが思い浮かぶことも多い。
そんな一連で思い出したことが、タイムカプセルのことだ。
小さなころにタイムカプセルというのにとても憧れていて、何度か自分の大切なものを箱に収めて、自分への手紙を書いて二度ほど家の周辺に埋めたことがあるのだが、そのたびに埋めた場所が思い出せず、大人になっても掘り返せないでいる。死ぬまでには見つけたいな~と思っている。
こうして、娘のおもちゃ箱を見ていて、いつか一緒にスコップを持って出かけて、埋めに行こうと考えている。大きな木の根っことか、森の奥のひっそりとした場所とか、埋める場所を想像してはひじょうにワクワクしているのである。数十年経って、自分の手元に大切にしていたままごとのおもちゃが戻ってきたときの娘の表情を考えるだけでやたらと嬉しくなる。
これを読んでいるあなたも、まだ埋めていないなら、
ぜひタイムカプセルを隠してはニヤニヤする大人になってほしい。まだ遅くない。
書を捨てよ、スコップをかつげ、タイムカプセルを埋めに行こう。
Moleskineでたっぷりと残した自分のログもそのうち埋めに行くぜ!
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タカヤメモ
学習は、すでに知らされていることを見つけだすこと。行為は、学習の証明。
教育とは、被教育者に、自分たちも教育者と同じ程度のことを知っているのだと気付かせること。